ind-fris″This side to that side, That side to this side.″(TAPE)

SOLD OUT

愛知エレクトロニックミュージック/アンビエント作家のind-fris君より新作が届きました。今回はKankyo recordsとっておきのニューリリース作品でカセットとカーフレッシュナーがセットになった車の中で聴く為の音楽作品です。
以下、レーベルの紹介文になります！

アンビエント〜ニューエイジを中心に据え、ホームリスニングをコンセプトにしたレコード・ショップKankyō Recordsが、新たにINCENSE & SOUNDのプロジェクトの一環として”車の中で聞く音楽”をテーマにエアーフレッシュナー付きカセットテープをリリースする。今作は、これまでリリースされてきた、オーガニックエッセンシャルオイル付きテープという新しいフォーマットの中でテーマとして掲げてきた、”香り”を踏襲しつつ、”トリップ”というコンセプトをより実践的に定義づける試みと言っても良いだろう。
Kankyō Recordsの理念”Select by Your Environment(あなたの環境に最適な音楽を選択してください)”は空間に対しての音楽的な提案であるが、今作は車の中という普遍的な空間を、リスニング空間として再認識し、嗅覚と聴覚を使ってのマインド・トリップと車を使った実際にある地点からある地点への移動としてのトリップという二重の意味を持たせることによって、空間を再構築し新しい意味を持たせるという、より建築に近いアプローチである。
今作は愛知県・岡崎市を拠点に独自のエレクトロニック・ミュージックを展開するプロデューサーind_frisによる、車の中で聞く、晴れの日の音楽がテーマとなっている。青々と茂る木漏れ日が爽やかに降り注ぐ並木道、大きな橋の上から広がる海辺の工場地帯、そんな情景が広がってくるようなフレッシュでエヴァーグリーンな音の波。一音目からシナプスが覚醒し、脳汁が滴るような気持ちよさであるが、アンビエント〜ハウスをめぐるind_frisの音の旅にはエッセンス&スパイスとしてジャズとフュージョンが蠢いている。それも世のアナログブームにも乗り切れなかった、ハードオフの100円コーナーの片隅に置き去りにされているようなフュージョンだ。そんなレコード屋の風景になってしまっているようなフュージョンをものの見事に現代的に昇華させ、新たな意味を持たせる。普遍的な当たり前にある物や空間に新しい命を与える、その実験的で革新的な試みほど、本作のコンセプトにマッチしたものはないだろう。

音と音、点と点が重なり合って線を描き、時間軸となってどこか違う場所にトリップする感覚。ハウスミュージックの反復の中にある瞬間と永遠。エアーフレッシュナーとカセットテープを携えて、ぜひあなたの愛車で体験してみてほしい。本作にはDLコードが付属、各種デジタル配信からもアクセス可能。[DJサモハンキンポー]

※エアフレッシュナーの香りは精油の性質上、最初は香りが強く感じる場合がございます。香りが強いと感じた場合は室内などで数日ご使用いただき、香りが落ち着いたあとに車内にお持ち込みください。

<試聴>
https://kankyrecords.bandcamp.com/album/this-side-to-that-side-that-side-to-this-side

grade/NEW